心身の不調に悩む方へ・・・アンチエイジング、長寿への道
新型コロナは落ち着いてきましたが、まだ油断できる状況ではありません。まだしばらくは慎重な行動が必要かと思いますが、皆様にとりましては心安らぐ穏やかな日常生活をお過ごしされることをお祈りします。
こういう状況で問題になるのが、様々なストレスで心と体の状態がアンバランスになり心身の失調をきたすということです。具体的には「重症不眠・昼夜逆転」「休職・休学で生活上の問題」「現在及び将来への強い不安」「気分が落ち込みヤル気が出ない」「社会との孤立・孤独感」などから、心の不調が、身体の異常に繋がることが怖いですね。
また問題なのは、強いストレスや元々の性格的問題によって自爆するカスハラ、クレーマー、モラハラなどの社会的・家庭的問題で、例えば電話やネット上での攻撃的・中傷的言動での嫌がらせ等(誰かは専門的に調べればすぐわかります)で訴えれば犯罪行為になり得る案件です。多くの場合、衝動的な感情障害を伴いますので、誰に対してもどんな環境でもトラブルは繰り返され、家庭も崩壊、社会的にも孤立し自己破滅的な結果に至りやすい性格つまり「人格障害(personality 障害)」の可能性が高いことは確かです。そういう言動で本人は気晴らしていると思いがちですが、実は自分で自分の価値を大きく失墜としていることは明らかです。しかも世のニュース同様、独断のフェイクが多いので、何事も自身で考え確かめる事が賢明でしょう。
基本的に、本当は人間はみな同じく弱い存在です。どんな強そうに偉ぶっても、いつかは非難した人間と同様に年老い、身体や心が弱って誰かの世話になり、最期は死に至ることは必然です。身体のみでなく精神的不調や身体的な病気に、誰でもなり得るのが人間です。何千年何億年の人類地球の歴史の中では秒単位のホンの一瞬の人生に生きているのが私たち。そういう共通の個体同士が3次元空間で奇跡的に出会う、短い一生の間くらいは近隣社会で仲良く楽しく生きていきたいものです。
死ぬまでに何ら精神的症状で苦しまなかった人間など、経験上、一人としていません。人間の象徴たる脳も、心臓・肝臓・胃腸などと同様に、普通に一臓器だから当然です。時々「自分は心の病気とは無縁だ」などという自信家も居るようですが、専門家から見ると哀れな存在です。そのうち、自分が嫌がらせをして苦しませた者以上に大病を患って死の境目を彷徨うのではないでしょうか。自分の偏った考え方に固執し、強い態度に出て威嚇をしたり、すぐに感情的になり一方的に相手を非難したり、強がって攻撃的になりやすい人は、その自己中心的なTYPE-A型性格だけに、いつも優しく「弱く見える人以上に短命である」事も証明されています。
周りから見て明らかに問題がある状態なのに、精神科や心療内科に対し、旧態依然に異常なまで先入観や偏見をもって受診しない・できない人は、病気を悪化させ、家族に迷惑をかけ、結局は精神科入院に至るという大きな時間などの損失をしているといっても過言ではありません。自分の心身の状態の異変に素直になり、新しい出会い・新しい人生に前向きになれ、結果的に「アンチエイジング」つまり自分を苦しめた者たちよりも健康長寿への道を邁進することが多いものですから皮肉です。
臨床経験・資格 (現在更新中また過去取得分のみも含む)
- 精神保健指定医(千葉・船橋・松戸保健所管内で措置診察・入院に協力)・医学博士
- 心療内科専門医・心身医学専門医・臨床遺伝学認定医、日本医師会認定産業医
- 日本医師会健康スポーツ認定医、日本体育協会認定スポーツドクター(日本空手道連盟有段指導者)
- 日本教育医学会理事・心身医学会地方会学会長 メリーランド大学研修、トロント大学医学部研究留学
- 医療法人附属サテライト・メンタルクリニック所長、精神科病院医長・厚労省認定「認知症サポート医」
- 沖縄県立中部病院救命救急センター臨床研修後、総合内科医として離島保健事業・僻地医療に従事
- 国立病院機構久里浜病院「アルコール依存症(アルコール中毒)」研修終了
- 東日本大震災後、国立大学教員の職を辞し、心療内科医として、巡回ボランティア診療に従事